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近鉄新型名阪特急「ひのとり」に一足早く乗ってみた【試乗会乗車記】

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2020年2月5日、近鉄の新型名阪特急「ひのとり」の試乗会が行われました。その様子を写真や、筆者が感じたことを中心にレポートします。

新型名阪特急「ひのとり」の試乗会 乗車記

「ひのとり」って?

大阪難波駅~近鉄名古屋駅を結ぶ新型名阪特急(80000系)。プレミアム車両は全席3列シート、レギュラー車両にもバックシェルを設置。1・6号車(プレミアム車両)にはコーヒーサーバーなどを設置した「カフェスポット」を設けます。

外観・車内など詳細は先日のお披露目レポート記事もぜひ併せてご覧ください。

「ひのとり」試乗

大阪上本町(おおさかうえほんまち)駅にやってきました。今日はここから榛原(はいばら)駅までの往復試乗です。

ひのとりが入線!暗めのメタリックレッドボディの車体は、ホームでも存在感を放っていました。

そして実際にホームで見ると高さもあり、全体的に車体がかなり大きく見えました。

いよいよ乗ります。

レギュラーシート

まずはレギュラーシートに座りました。思ってた以上に静かです。号車によってはモーター音も多少聞こえます。揺れも少なく、揺れても(上手く言えませんが)重みがある揺れ方です。

普通車でも後ろを気にせずリクライニングできるバックシェルタイプ。

普通車でも全席コンセントはありがたいです。

さらにフットレストまで付いて、とにかく快適。

テーブルはこんな感じ。先日お披露目の時は気付かなかったのですが、

手前に引き出すこともできました。B5ノートパソコンなども置いて使えます。

ひのとり、しまかぜとすれ違う!レギュラーシートでも窓が大きいです。

向かい合わせにしても十分な広さでした。

ただ、座席回転するときは、最後「ガチャン」というまで回し切らないと、しっかり固定されないので要注意。実際(恐らく試乗者が回転したつもりで)ちゃんと固定できていない席がありました。

車椅子対応席。

ベンチスペース(フリースペース)は編成中2か所にあります。名古屋~大阪の2時間強の乗車中、気分転換にいいですね。

各デッキには、大型荷物用のロッカーが設置されています。交通系ICが鍵になるタイプと、通常の鍵のタイプがあります。

後ほど紹介するカフェスポットとは別に、自販機も1か所あります。

プレミアムシート

プレミアムシートは2-1列で赤い絨毯敷きのゆったりした空間。

まず入って驚いたのが、その静粛性。レギュラーシートも快適でしたが、それ以上にものすごい静かです。走っていても。これは車両基地でのお披露目時にはわかりませんでした。

座席をフルで倒してレッグレストなどを出した状態です。なおこの状態だと人によっては足の先が少し狭くなります。

プレミアムシートもバックシェル。とにかくゆとりがあって快適です。新幹線のグランクラスにも似ています。

肘掛けのパネル。電動リクライニングシートやシートヒーター、読書灯など。

大型テーブルやコンセントも付いています。

先頭車(プレミアムシート)最前列の乗務員室との境目はガラス張りで迫力満点。

プレミアムシートの天井は、フルカラー調色が可能!まるで航空機の機内のようでした。

ただ天井のフルカラーLEDをどう運用するかは決まってないそうです。写真は青系になったときの様子です。

カフェスポット

ひのとり1・6号車には『カフェスポット』があります。

1杯200円(現金のみ、両替機あり)で挽きたてコーヒー。実際に飲んでみます。


隣のミニ自販機にはお菓子や鉄道グッズが並ぶそうです。

お砂糖・ミルクもあります。

さっぱりとした味でしたが、何より走行中の列車で挽き立てコーヒーが飲めるのがよかったです。

近鉄ひのとりは大阪上本町駅に戻ってきました。

デビュー日は2020年3月14日(土)。開始当初は6両編成3本で運行、2020年度中に全11編成を導入し、大阪難波駅・近鉄名古屋駅 毎時0分発ほか、停車駅の少ない名阪特急をすべて「ひのとり」で運行する予定です。

車両の外観・車内の詳細については、下記のお披露目レポート記事もぜひ併せてご覧ください!

ひのとりの料金

近鉄名阪特急ひのとり時刻表

近鉄「ひのとり」特設ページ

近鉄新型名阪特急「ひのとり」お披露目(外観・車内の詳細など。2019/11/19記事)






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