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【イベントレポ】JR貨物×鉄ハグ 新鶴見機関区構内見学ツアー

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2023年2月18日、川崎市幸区にあるJR貨物の車両基地「新鶴見機関区」構内見学ツアーが行われました。その様子をお届けします。



新鶴見機関区構内見学ツアーって?


JR横須賀線 新川崎駅付近に位置し、貨物列車を牽引する機関車たちの車両基地・乗務員基地、JR貨物 新鶴見機関区



イベントなども含め、長く一般公開を行っていなかった場所ですが、2022年秋に川崎市幸区主催・鉄道新聞社企画協力で開催した「鉄ハグ」の鉄道モバイルスタンプラリー景品の1つ・および地元小学生のご招待として、抽選ながら一般向け構内見学ツアーが実現しました。


素敵なウェルカムボード! 機関区長によれば『(抽選とはいえ)一般の方をお迎えしたのは恐らく約30年ぶりではないか』とのこと


まずは、会議室で貨物列車の役割や、機関区のお仕事について学びます。


エコレールマークちゃんも登場!貨物列車で輸送しているという、身近なお菓子にもこのマークが付いていました。


新鶴見機関区に『所属』している機関車は、ぜんぶで108両。


新鶴見機関区は、機関車の『車庫』のみならず『メンテナンスをする場所』、というのがよく分かりました。


さて、いよいよ機関車たちの待つ場所へ…


なんと、鉄ハグのヘッドマークが付いたEF210(桃太郎)がお出迎え!


その右隣には、国鉄型機関車『EF65として最後の全検』を終えた(=数年での引退カウントダウンが始まった)EF65 2085も!


庫内に入ると、入換用ハイブリッド機関車HD300が!おや?乗務員室扉が開いている!?


なんと中にも入らせて頂きました!JR貨物の運転士さんによる解説も。


その後ろには、引退済みの貨車「ワム80000形」(ワム2877734)が!


現在は訓練用として構内で使用していて、中は異常時用の道具を収納しているそうです。


みなさん思い思いに、機関車や貨車と触れ合います。


当日は大勢の、機関区の方々が迎えて下さりました。お話の節々から、プロとしての誇りが滲み出ていたのが印象的でした。


機関車のメンテナンスエリア。外側からは、庫内がこのようになっているとは想像も付きませんでした。


EF210『桃太郎』の運転室。現代的ですね。


足もとのペダル、タイフォン(汽笛)と思いきや、滑り止めの砂をまくペダルだそうです!


かわって、こちらはEF65の運転室。


桃太郎とあまりに違う構造にビックリ!


中々見られない、EF65の廊下部分です。


『僅かな音の違いを見つけるんです』とメンテナンス担当者。EF65のような国鉄型と、桃太郎のような現代型機関車ではメンテナンスの仕方も全く違うそうです。


JR貨物新鶴見機関区長の福田智之さん


最後に、新鶴見機関区長の福田智之さんに所感を伺いました。

『今回のツアーに携わるメンバーを機関区内で募集したところ、想像をはるかに超える希望が来ました。スタートから若手・管理職ともに、子どもを喜ばそうと自発的に案がどんどん出てきた。それがすごく楽しかったです。』

『この機関区は、新川崎(ホーム・こ線橋など)からよく見えるじゃないですか。機関車うごいてるけど何の仕事してるんだろう…と思われてるかな、とは思っていました。今回、機関区の仕事を小さい子でも分かるように伝えたかった。この職場を見る目が変わり、興味を持つきっかけになれば、嬉しいです』とのことでした。


今日は本当にありがとうございました。また開催できることを願って…!






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